狭心症(きょうしんしょう)
胸骨(後)部に起こる一過性のしめつけられるような疼痛(とうつう)発作を主徴とする症候群。
心臓壁血管(冠状動脈)の硬化や痙攣(けいれん)・狭窄(きようさく)・閉塞(へいそく)などによって
心筋へ流入する血液が減少するために起こる。
データベースは国立循環器センターのHPからです。
http://www.ncvc.go.jp/index.html
国立循環器センター
虚血性心臓疾患(狭心症・心筋梗塞症)は日本人の3大死因の1つ
欧米各国に比べると、日本では虚血性心臓疾患は少ないが、高齢者人口の増加につれて患者数は増えつづけ、3大死因の1つになっている。急性心筋梗塞症だけで言えば、その発症数は年間約15万人で、そのうち30%の方が死亡している。
☆心筋梗塞症とは?狭心症とは?
Q: 心臓の病気というと「急に起きる」「恐い」といったイメージがあります。心筋梗塞、狭心症は、どんな病気でしょうか。
A: 心筋梗塞の「心筋」は、心臓の筋肉とわかりますが、「梗塞」とはどういうことか、一般の方には難しいようですね。
辞書の「大漢語林」で「梗」を引くと
1.やまにれ。ニレ科の落葉高木
2.つよい。たけだけしい
3.まっすぐ。ただしい
4.あたる。ふせぐ
5.ふさぐ。ふさがる。つかえる
とあります。梗塞と言う場合の「梗」は、まさに(5)の意味です。「梗塞」は、さらに「塞」(ふさぐ)をくっつけて「完全にふさがって通じない」ことを表しています。
心臓は1日に約10万回、生涯休みなく拍動するポンプで、このポンプを動かすエネルギー源が「冠動脈(冠状動脈)」です。心臓があたかも冠(かんむり)をかぶったように、この動脈が心臓の表面を流れているので、こう呼ばれていますが、冠動脈が心筋の細胞に栄養をあたえているから心臓は動くのです。
☆発病する原因・1
Q: どうして急性心筋梗塞症が起こるのでしょう?
A: 冠動脈がなぜ閉塞するのか、実はまだ完全にはわかっていません。緊急治療のために行われる冠動脈の造影検査や、不幸にして亡くなられた方の病理解剖から、冠動脈に「血栓」、つまり固まった血液がよく見られることがわかっています。
冠動脈の造影検査は、レントゲンに写る造影剤と呼ばれる薬を冠動脈に入れ、その様子を映画撮影するもので「冠動脈造影法」と呼ばれます。
血栓のできたところは、冠動脈が硬化した部分を覆っている膜に亀裂が生じています。
この膜がきちんと覆っておれば、血栓はできません。ところが、何らかの原因で膜に亀裂ができると、身体はこの裂け目を修理するために、血小板や血液凝固システムを動員し、血液の固まりを作って裂け目をふさごうとします。
血液の固まりが小さく、血流を妨げる程度が軽ければ、自覚症状はないまま、亀裂の修理作業は終わります。しかし、血液の固まりが大きくなりすぎると当然、血流が障害されてしまいます。
血流が妨げられている状態が狭心症で、完全に詰まってしまうと、急性心筋梗塞症になるわけです。
