ダークチョコレートに降圧効果
甘味に伴う快感を与えてくれるダークチョコレートは、同時に
降圧効果とインスリン感受性の改善効果を有することが、
医学誌「Hypertension」7月18日オンライン版に報告された。
この効果は、抗酸化物質のフラボノイドを豊富に含む
ダークチョコレートのみに認められる。
共同著者で米タフツ大学Jean Mayer USDA老人栄養研究センター
栄養学・老人科学教授のJeffrey B. Blumberg氏は
「本態性高血圧症の患者が1日約85グラムのダークチョコレートを
数週間摂取し続けると血圧が降下し、インスリン感受性も
改善することが明らかになった」と述べる。
研究では、高血圧症で降圧薬を服用していない男女各10人
を対象に、男女各5人ずつ2群に分け、最初の1週間は1日
約100グラムのダークチョコレートかホワイトチョコレートを、
次の週に種類を入れ替えて摂取してもらった。
その結果、ダークチョコレート摂取により、
収縮期血圧(最高血圧)は平均11.9 mmHg、
拡張期血圧(最低血圧)は8.5 mmHgの降下を示した。
フラボノイドが含まれていないホワイトチョコレートでは
降圧効果は認めらなかった。
Blumberg氏は、ダークチョコレートのこのような効能を認めつつも、
高カロリーであるために、健康食として最上位に
加えることには奨励していない。
チョコレートの効用に関し、独自研究を行っているエール大学
予防医学研究センター所長のDavid L. Katz博士は
「チョコレートは抗酸化物質だけでなくマグネシウムや繊維も
豊富に含むとともに、ダークチョコレートの主要飽和脂肪の
ステアリン酸は、コレステロールを高めることも血管を
傷つけることもない」と述べる。
これに対し、マウント・サイナイ医科大学のJeffrey Mechanick
博士は、チョコレート摂取による体重増加と効用の関係が
明らかにならなければ、健康に良いとは言い難いと述べる。
特に、心疾患や糖尿病の患者にとってダークチョコレートは
生活様式の改善、治療薬服用の代替とはならない」としている。
Yahoo!ヘルスケア より
