アルコール制限(節酒)
飲酒が血圧を上昇させる事はよく知られている。
1980年の循環器疾患調査では、男性においては多量飲酒者ほど
血圧が高く、毎日飲酒する者は飲む習慣のない者に比較して
10歳の加齢に相当する血圧値を有していた。
さらに、INTERSALT研究では、飲酒はその他の要因とは独立して、
血圧との間に正相関が認められた。
特に男性では飲酒は脳卒中の危険因子であり、脳梗塞ではなく
脳出血が飲酒との関連性が強いとされている。
アルコール短回投与は数時間持続する血管拡張により降圧をきたすが、
節酒は血圧を下げる。節酒の降圧効果は1〜2週間以内に現れる。
大量飲酒者は急にアルコール制限を行うと有意の血圧上昇をきたすことが
あるが、アルコール制限を継続すれば数日後には血圧は下がる。
エタノール換算で
男性は20〜30ml/日(日本酒換算1合前後)
女性は10〜20ml/日以下にすべきである。
高血圧治療ガイドライン2004より
