白菜(はくさい)
西洋のキャベツに対し、東洋を代表する葉野菜です。
淡い緑色をした大きな葉は、周囲がちりめん状に縮れて互いに抱き
合うように重なります。大きくなるにつれて白い部分が太く伸びるため
「白菜」と呼ばれるようになりました。
やや甘い味はくせがなく、工夫次第で食卓の主役や名脇役となり
得る万能選手です。浅漬け,なべ物,餃子の具,サラダ,スープ,
炒め物など、料理にも幅があります。
カロリー値が低いので、ダイエット食の1つとしても注目されています。
また、大根、豆腐とともに「養生三宝」といわれ、
精進料理に欠かせない食材です。
白菜の旬は11月下旬から2月ごろの晩秋から冬にかけてで、
霜にあたると繊維がやわらかくなり風味も増します。
また葉の糖分も増えておいしくなります。
白菜に含まれるビタミンCやカリウムなどの栄養素は、水に溶け
やすい性質をもっています。これらを効果的に摂取するためには
鍋ものや肉・魚とのスープ煮など、汁ごと食べてしまえる料理に
するのがおすすめです。
水分が95〜96%ですが、色々な栄養素が微量ながらまんべんなく
含まれています。ビタミンCが比較的豊富です。外側の葉に最も多く、
ついで芯に近い部分の葉に多く含まれています。
カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、なども含まれています。
他にアブラナ科の野菜(大根、かぶなど)に共通する辛味成分である
イソチオシアネートを含んでいます。
食物繊維も豊富に含まれています。
キャベツと成分が似ていますが、キャベツに比べて糖質が少なく、
カロリーが100g当たり(中葉1枚程度)で12カロリーしかありません
ので、肥満や高血圧の予防になります。
ダイエット向きの食材とも言えます。
白菜には硝酸塩がかなり含まれています。
これは胃癌の原因になる物質の一つとされています。
ただ、生産地や生産方法によって含有量にかなりの差が出ます。
ガンや動脈硬化の予防
イソチオシアネートは、発ガン性物質を抑制したりや動脈硬化を
予防する効果があるといわれています。また、最近の研究では、
発ガン性物質の一つである亜硝酸アミンの吸収や蓄積を抑制する
モリブデンという微量元素が含まれることもわかってきました。
これらの物質より、ある程度の抗ガン作用が期待できます。
そのほか、食物繊維も取れるので、便秘の改善や、大腸がんの
予防を期待できます。
高血圧予防や利尿作用
カリウムには、利尿作用や取り過ぎた塩分を体外に排出する
という作用があり、高血圧予防につながります。
一般的に塩(主成分は塩化ナトリウム)を多量に使う漬け物は、
血圧が上がるとされていますが、白菜漬けの場合には、白菜に含ま
れるカリウムがナトリウムを排泄して、塩分を過剰にとるリスクを軽減
させます。しかし、くれぐれも食べ過ぎには注意してください。
