最小血圧が高い人、腎炎からきた高血圧に 七物降下湯(しちもつこうかとう)
WHO(世界保健機関)が定めている高血圧の数値は最大血圧が
160ミリ以上、最小血圧が95ミリ以上です。
最大血圧は下がっても最小血圧はなかなか下がりにくいものです。
七物降下湯は、虚弱体質で疲れやすく最小血圧の高い人、
尿中にタンパク質が出て腎硬化症の疑いのある人、腎炎による
高血圧の人に効果があります。
血液の不足や滞りを治す四物湯(しもつとう)に、黄耆(おうぎ)、
釣藤(ちょうとう)、黄栢(おうぱく)を加えたものが七物降下湯です。
四物湯に含まれる地黄(じおう)と川芎(せんきゅう)は胃に
停滞しやすい生薬なので、胃腸の弱い人には向きません。
これに黄栢が加わると胃に停滞するのを防ぐことができます。
黄栢には消炎健胃作用と血管を収縮して充血をとり除く働きが
あるからです。
また、釣藤は脳の血行をととのえ、黄耆は水毒をとる働きをします。
つまり、七物降下湯は、血液の循環をよくすると同時に、体内の
老廃物を排出して動脈硬化を防ぎ、血圧を下げる処方というわけです。
「血圧が下がる100のコツ」主婦の友社編より
降圧剤等服用中の方はかかりつけの医師とご相談の上、
ご使用を検討下さい。
