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妊娠高血圧の治療対象

 妊娠高血圧ではどの血圧値から降圧薬治療を開始するかについて、
明確には決定されていない。

 通常まず非薬物治療を数ヶ月試みることになっているが、妊娠高血圧
では数ヶ月経過した場合には出産したり、血圧がさらに上昇してしまう
可能性が高い。

妊婦の場合には、血圧上昇の放置は危険につながるとされている。

したがって妊娠中に非薬物治療(減塩や運動療法)を行っても効果が
上がるまでは時間がかかることにより、収縮期140mmHgあるいは
拡張期90mmHg以上であれば降圧薬治療を開始する。

降圧目標についても十分な成績は得られていない。
しかし尿蛋白との関連において考えるのであれば、130/80mmHg未満
を目標にすることが安全と思われる。

これに対して胎盤血流量の減少も懸念されるが、利尿薬以外の降圧薬
では130/80mmHg前後に下降させても胎盤血流量が低下する可能性は
少ないと思われる。

高血圧治療ガイドライン2004より


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